この2,3日は外を歩いていると思わず身を縮めてしまうほど寒く、いよいよ本格的な冬の到来を感じさせます。
 このサイトをご覧のみなさまは体調など崩されていないでしょうか。

  ところで、先日新聞で気になる記事を見つけました。
 「協会健保の保険料が来年また引き上げられる」というものです。
 協会健保の保険料率は、今年平成22年の4月に引き上げられたばかり。来年も、という とまたか、という気持ちになるのは当然かと思います。
  
  協会健保はおもに中小企業の会社員やその家族が加入しており、現在加入者は3500 万人ほど、平成21年より都道府県別の料率が導入され、平成22年4月から現在の料率の
 全国平均は9.34%です。これが、来年度は全国平均9.57%へ引き上げられることが検 討されています。
  その理由は、まずは21年度末時点で生じた赤字分の返済が1361億円あること、ま  た、主な加入者の中小企業の保険料収納率が景気の悪化と伴って低く留まっていること や、保険料の基礎となる社員の報酬月額も、平成22年9月末の速報値で平均で約27万8 千円と数年前と比べても相当下落していることなどが挙げられます。
  
  厚生年金も、毎年料率が上がっていく中で、健康保険料も毎年上がっていくと思うと
 暗澹たる気持ちになりますが、そういえば、協会健保の保険料率は、都道府県ごとの医 療費によって保険料率が決められます。現在は意外にも(?)長野県が一番料率が低 
 く、9.26%(激変緩和の影響がなければ本来は8.79%)なのです。保険料は上がるば かりではなく、みなの意識が変われば、保険料が下がるという可能性もあるのが都道府 県別保険料のポイント。
 医療費優等生の長野県の取り組みなど参考にして、「上がるに任せない」意識改革など もやってみる価値があるかもしれません。

  とりあえず、今年の冬は風邪をひかないことを目標に、うがい・手洗いを徹底する毎 日です。
  みなさまも寒い季節、お風邪など召しませんよう、お気を付けください。