ややこしいテーマになったが、
これは典型的な例である。

服部先生などの年金の教科書には
どこかに出でいます。

しかし、20数年間したことがなかった。

ところが、この手続きを私がする羽目に
なったのだ。

どういうケースかと言うと
年金の詳しい先生は
なんだそんなことかだろう。

いわゆる生命保険の外交員の
ケースである。

生命保険会社の契約は
一般の社員とは違う。
まあ、プロ野球の選手やなんかと同じで
ほとんどが歩合ですから。

もちろん普通のパートでも出ないケースではない。

生命保険会社の人は怒るかもしれないが、
社員と言っても、最初の2月の最初から
社会保険に入れるのだ。

それも、10万円-15万円程度て゛だ。

そして、売れないとなると、さっさと社会保険を切る。
それも、月の中途で切るので
賢い先生はずいぶんせこいと思うだろう。

もっと、悪い先生なら2月はごまかそうなんて
たくらむかもしれないが、
それよりはましとはいえ
勝手に社員として出しておく。
そういうケースがありました。

それで、生命保険会社はなぜそうするかというと
要するに、自分と家族と親兄弟、親戚と友達位を
入らせてしまうから、たいていはそこまでで
終わるので、お茶を濁して、年金事務所にもいい顔を
してそういうことなのだ。

半年して、取れない場合は
当然首にします。
解雇というのではなくやめさせる方向に
もって行くそういうところなんですよ。

今回は、良くわからないし、
社長はめんどくさがる
ケースなのであるが
たまたま、発覚したので
職業倫理上めんどくさくても
しなくてはならないとしたケースだ。

12月に1月だけ生命保険の外交員なって、
1月の中途でやめさせられている
ケース。

今働いていても、代理店みたいな感覚ですから。

せこい業界ではあります。

それはいいとして、保険証すら渡さないなど
結構いろんなことがあります。

本人は健康保険や厚生年金に
入った意識はありませんから、
会社に黙っていたとしたら
だんなもアホで言わなかったら
どうなるか。

そうです。国民年金3号のままだと思っていたら
いつの間にか2号になっていた。

そのままならいいとしても
即また3号の手続きを怠ると
そうです未納になりますね。

旦那が会社に言うと
さて、社長はどうしますか。
めんどくさいのでたいていは
握りつぶされます。

かくして、知らない間に未納がどんどん増える
と言うことなのです。

後から気がついても、僕みたいに知識があり
かわいそうだから3号にもしてやるか、
被扶養者にもしてやるかと思うなら
いいけど、社労士が知らなかったら
まだ知っていても、無視したら
それは悲惨なことになりますね。

実に小さな親切ではありますが
こうして日本中の社労士の先生に
情報を流すのは、社労士はそれほど
高い職業倫理意識を持って欲しい。

少なくとも、私の話を聞いた人は
自分の顧問先だけは、
3号未納や、被扶養者がいつの間にか
抜けていて、医者代が高くついた。

そういうことがないようにしてあげたいと思うから
書いたのです。

頭でわかっても、実際手続きするのは
関与先の少ない私には20年に一度程度ですが、
それは大事務所ではかなり発生しているのでは
と思われます。

社員の奥さんは、まさかでしょう。
はずかしいし、会社に迷惑が課掛かるとか
それであきらめてしまう
ケースがあるんだなと言うことです。

医者代にしても、窓口で3割払って
すみました。

後日、医者が診療報酬を請求したら
つき返されて、差額をください。

えーつとなって、社長にいい
先生どうしましょう。
言ってくれればまだいいですよ。
言わなくてそのまま放っていたら
と思うと、ぞっとしますね。

守秘義務以前に、職業倫理を
きちんとするべきではないかな。
私は長くないかもしれないが
これから続く若い先生には
高い職業倫理を持って欲しいと
社長の顔色ばかり見る
事なかれ主義は良くありませんよ。

そういうことで、そういう先生は
これからは心を改めてくださいね。

黙ってようなも、時と場合によりますからね。