こんにちわ。


吉永です。


士業には必ず課せられている『守秘義務』。



私は、基本的に事務所の外で依頼された仕事の具体的な話を一切しない!


と決めています。




社労士の先生方と話をする場合に


一般的な話として「こんなケースがあったけれど、先生のところはどのようにされていますか?」


などという場合はありますが、この場合も依頼人を特定できるような言葉は


使いません。


これは当然のことなので、業務時間外はプライベートで仕事の話を避けるように


なっていきましたし、やはり自分で依頼を受けて仕事をすると、自然と依頼主のことを考えるようになり


自然と守秘義務を遵守していました。



しかしながら・・・・



私は田舎で開業しているため、依頼人がたまたま両親の知人だったり、


労働者から相談を受けた時、


相手会社が同じ町内会だったり・・・・。



守秘義務以前に、どんな顔をして相手方や親と接したらよいのか・・・・。


「嘘」をついているわけではないのに


なんとなく秘密をもっているという罪悪感を感じた頃がありました。



これが一番大変だったかもしれません。



依頼を受けなければいいのでしょうが、労働者のことを考えると



そうも思えない自分がいたり・・・・。




開業して1年半が経過して、今ではすっかり割り切れる自分がおります。






ここに至るまでに一番影響を受けたのは


やはり池田先生が使われた「信念」という言葉でしょう。


倫理というグレーゾーンをどう突き進むかと自分の「信念」。


誰の依頼を受けて、誰の利益を追求するのか。



事務手続きだけであればさほど考えなかったのかもしれませんが、


たまたま、若輩にもかかわらず労働問題を扱わせて頂けたおかげで


守秘義務について自分のスタンスを真面目に考えることができました。




松元先生。ありがとうございます。