守備義務があるから
多くは明かせぬが
昨日、ずいぶん深刻な相談を受けた。

余り賢くない人が首を理由に自傷行為に及び
命だけは取り留めた。

しかし、精神を病み別の病院へ入院。
あきらかに精神異常であるから
障害年金をということだった。

しかし、それを嘆いてか父親まで自殺。
息子には家族もなく、兄貴が困り果てたうえに
私のところに来たのである。

もちろん弁護士の領域ではあるが
弁護士を紹介して
今後の戦略について話し合った。

正直、気のめいる話だが
利害相反にはならなかったので
良かったが、後は弁護士さんにお願いするしかない。

もちろん、精神の障害については
私がしなくてはならない。

また、父親の埋葬関係などもである。

いずれにしても裁判するしかないと思うが
社労士の先生もよくよく考えて
顧問先を指導しないと
こういうケースも出てくる。

どうやら、助成金も絡んでいたのではないか。

社長は人情家であろうと、
中間管理職がでたらめなところは
山ほどあるからだ。

いささか、気のめいる話であるが
弱いものの味方をするのは
大変だ。

お金をくれる事業主サイドについて
良い場合と悪い場合がある。

労働争議、自殺裁判などの心労で
亡くなられた社労士さんも私は知っている。

例の広島では有名な会社て゛ある。
総務部長待遇で顧問になったのはいいが
1件だけで十分食えるくらい
もちろん年金生活者であったからだが。
そのような例もあります。

社労士も楽な仕事ではないということです。
時と場合によるということです。

それでも、相談にはどちらについていたとしても
乗らなくてはならない。

弱い方。正義の方でまだよかったとはいえ
負け戦はしたくないというのが
本音ではないだろうか。

負け戦でも会社の損害を極力減らすしかない。
そのようなことがいわゆる特定社労士業務には待っているのである。

仮になくとも、少なくとも保険や年金については
カタをつける人間が必要だ。

首切り役人でなくとも、処理班は必要だ。
処理班が社労士の一つの側面である。
このことを忘れてはならぬ。