社会保険料 25年度 年収の3割超へ

 

・・・企業や家計の負担増 一段と・・・

 

 

厚生労働省の推計によると、2025年度の会社員1人当たりの保険料(労使合計)は12年度初めより15%強増え、年収の3割を超えることが分かりました。

 

 

この負担増は、年金や医療費などが膨らむためで、家計や企業が負担する社会保険料が大きく上昇する見通しです。

 

 

厚労省の推計によりますと、社会保障費を賄う負担は12年度の101兆円から25年度には146兆円に膨らみ、内訳は保険料が6割、税金が4割で、保険料は25兆円も増えることになり、税の増加分(20兆円)より大きくなります。

 

 

幅広い世代が負担する消費税と比べ、保険料負担の大半は現役世代にかかりますが、支える現役世代は減り続けるため、1人当たり負担は重くなります。

 

 

4064歳の会社員(健保組合加入)の場合、年金、医療、介護の合計保険料は12年度で収入の26.2%、これが25年度は30.2%と3割を超えてしまい、年収500万円なら20万円増の150万円になります。

 

 

社会保険料は人を雇うほとんどの企業にかかり、保険料の上昇は人件費を押し上げるため、企業の競争力を低下させかねなく、雇用の抑制につながる恐れもあります。

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。
よろしければ 「クリックしてください」 ⇒ ⇒ ⇒ にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ

にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ