31厚年基金 監視対象に追加

 

・・・財政悪化で指定基金へ 累計81基金・・・

 

 

厚生労働省は財政状況が悪化した31の厚生年金基金を監視対象に加えたことが分かりました。

 

 

これらの31基金は、運用の失敗で積立金が必要額の9割を下回り、厚労省が財政健全化を促す指定基金となりました。

 

 

これらの基金は、掛け金の引き上げや給付減額など年金財政の再建につながる健全化計画をまとめる必要があります。

 

 

 厚年基金は企業年金の一つで、公的な厚生年金の一部を国に代わって運用し、企業独自の年金と組み合わせて給付します。

 

 

指定基金になると、5年間の健全化計画を作る必要がありますが、2011年度に指定基金となった31基金はタクシー、運送業、建設業などです。

 

 

 10年度以前の指定基金を含めると、指定基金は累計で81基金となり、12月1日時点で全体582基金のうち、1割強が指定基金となっています。

 

 

財政悪化が深刻化している基金は、積立金の運用がリスクの高い商品に偏っているケースが多く、現役社員がリストラや採用抑制で少なくなっているのに、退職者が増え、給付が増加する構造問題も抱えています。

 

 

 

 

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