企業年金 積み立て不足 6割が縮小

 

・・・債券・海外株で運用 日本経済新聞社集計・・・

 

 

 年金の運用手法を見直し、日本株などの値下がりの影響を軽微に抑える企業が目立ってきたことが日本経済新聞社の集計で分かりました。

 

 

集計によりますと、上場企業の2011年3月期末の積み立て不足の合計額は、この年の日経平均株価が1割強下落したことから前期比4%増の9兆1294億円となりましたが、企業数でみると6割近くで積み立て不足が縮小しました。

 

 

債券や新興国株式へのシフトが成果を上げ、また給付の引き下げなども効いていると分析しています。

 

 

積み立て不足の増加は2年ぶりで、積み立て不足の金額が縮小したのは全体の57%、規模の大きな年金の財政悪化が全体の合計額に影響していますが、個別にみると改善の方向となっています。

 

 

 全体の年金資産は減ってはいますが、保有する国内株式の価値が減っても、外国株式の価値の増加で国内株の下落の影響を軽減できた企業も多くみられます。

 

 

 年金資産の増減を会社別にみると、1年前に比べ増加したのは全体の約48%で、積み立て不足が縮小した企業の割合57%はこれを上回っています。

 

 

運用成績の長期的な低迷を受け、給付の引き下げなどに動いている企業も多く、給付サイドの負担の圧縮が、積み立て不足の減少につながっている企業も多いようです。

 

 

 

 

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