JR西の日勤教育訴訟 620万円支払い命令 

 

・・・原告乗務員61人に支払命令 大阪地裁・・・

 

 

 

JR西日本の乗務員計258人が「懲罰的な日勤教育で精神的苦痛を受けた」として、同社に1人当たり100万円、総額2億5800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(中村哲裁判長)は27日、原告61人に1人5万~30万円、総額620万円を支払うよう同社に命じたことが分かりました。

 

 

原告は大阪や神戸、広島各支社などの運転士と車掌で、JR西日本労働組合(JR西労)に所属しています。

 

 

オーバーランなどのミスを理由に日勤教育で周囲から監視される中でのリポート作成や、トイレ掃除、除草作業などをさせられたと訴えていました。

 

 

判決理由で中村裁判長は、日勤教育の内容や方法については「会社には相当広範な裁量があり、社会通念上相当と認められる限り、会社の裁量的な判断に委ねられる」と指摘しました。

 

 

そのうえで「裁量を逸脱、乱用して労働者の生命、健康、人格的利益を侵害した場合は、損害について債務不履行責任を負う」とし、各原告が被った不利益の内容や程度を検討し61人に対する賠償責任を認定しました。

 

 

 

 

 

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