石綿被害で自殺 一人親方の妻が提訴へ

 

・・・国とメーカーに賠償請求・・・

 

 

 建設現場の内装作業でアスベスト(石綿)を吸い込んで健康被害を受け、その後自殺した男性=当時(67)=の妻(64)=大阪府=が国と建材メーカー44社に計3850万円の損害賠償を求め、7月中旬にも大阪地裁に提訴することが18日、弁護団の話で分かりました。

 

 

 弁護団によると、石綿被害による自殺者の遺族が提訴するのは異例とのことです。

 

 

男性はいわゆる「一人親方」で、弁護団は「組合など横のつながりがなく、被害実態は表に出にくい」と指摘します。

 

 

 男性は1962年ごろから内装に従事していましたが、石綿肺を患い2009年に自殺しました。

 

 

労災補償は認めらませんでしたが、石綿健康被害救済法による給付を受けています。

 

 

 妻側は、国は60年代半ばまでに石綿が肺がんなどを発症させるとの医学的知見が確立していたのに、十分な対策を取らず石綿の使用を推進し、メーカー側も製造、販売を続けたと主張しています。

 

 

 妻のほか、別の建設現場で働き、健康被害を受けた労働者や遺族ら十数人も同時に提訴する予定です。

 


 

                                               

 

「人事労務最新情報」 メルマガ(6月16日号)を配信しています。

 

是非一度ご覧ください。

 

⇒ 人事労務最新情報

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。
よろしければ 「クリックしてください」 ⇒ ⇒ ⇒ にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ

にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ