派遣先でのセクハラ  労災認定

 

・・・国側 未認定から 一転し認定へ・・・

 

 

派遣先の上司からセクハラを受けて精神疾患になったにもかかわらず労災を認定されなかったとして、北海道の元派遣社員の女性が国に対し処分取り消しを求めた東京地裁の訴訟で、国側が一転、労災を認定していたことが16日、分かりました。

 

 

弁護団は「セクハラの労災認定は難しいが、国が訴訟で審査のずさんさを認めたのは初めて」と指摘しています。

 

 

 弁護団によると女性は2001年に道内の企業に派遣社員として入社、0312月以降、派遣先の上司からメールで「愛している」などと告げられ、食事や旅行に誘われました。

 

 

拒否すると無視や威圧的な言動、仕事上の連絡をしないなどの嫌がらせを受け、心療内科に通院したといいます。

 

 

07年に労災申請しましたが認められず、昨年1月に労基署の不認定を不服として東京地裁に国を提訴していました。

 

 

 国側は昨年11月に「業務に起因する」と主張を転じ、今年2月に休業補償の一部支給を認めたため、女性側は3月に訴えを取り下げました。

 

 

 

 

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