警官自殺 いじめを認定し賠償命令

 

・・約200万円の支払い命令 熊本地裁判決・・

 

 

熊本県警剣道部に所属していた男性巡査(当時22)の自殺をめぐり、両親が「部内のいじめが原因」として熊本県に約6300万円の損害賠償を求めた訴訟で、熊本地裁(長谷川裁判長)は16日、いじめを認め、約200万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

 

 

しかし、いじめと自殺との因果関係は認めませんでした。

 

 

 県側は「巡査がいじめられていた証拠はない」として争っていました。

 

 

 巡査は2004年5月、機動隊寮の自室でネクタイで首をつって自殺し、遺書には「僕は死にます。先輩方のせいではありません」などと書かれていました。

 

 

部内の人間関係に悩む様子を見ていた両親が、県に責任があったとして07年4月に提訴しました。

 

 

 裁判で両親側は、練習中に無視されたり、故意にのどを突かれて負傷したりと肉体的・精神的いじめを受けていたと主張し、自殺の数日前、巡査の部屋にロープがつるされているのを目撃した同僚が上司に報告しなかったとして、「前兆に適切に対処していれば防げた」と訴えていました。

 

 

 一方、県警は「剣道部員としての自信を失い、交際相手との関係にも悩んでいたことが自殺の原因」といじめを否定し、自殺数日前の行動についても、「飲酒による一過性のもの」として対応に問題はないと反論していました。

 

 

 

 

 

 

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