今日は、熊本は午後から夕方まで雨でした。少しだけ涼しくなり、わりと快適な一日を過ごせました。皆様がお住まいの地域ではいかがでしたか?

さて、当事務所は熊本市内の中心部、上通並木坂商店街の中にあるのですが、また最近、商店街の中の店舗の閉店が増えるみたいです。1年ほど前までは、1Fの店舗がテナント募集中になる事は殆どなかったのですが、最近はけっこう多いです。中心市街地といっても、スカスカの歯抜け状態になりつつあります。(ひどいもんだ)

この地に事務所を構えて7年目になりますが、沢山の方に支えていただいたおかげで、今日まで無事に営業を続けていくことが出来ました。で、少しは恩返しをしないとバチがあたるという事で、地域に貢献できる方策を色々と考えているところです。来月には概要を報告できると思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、今日は面接のときの質問のお話し
営業で見込み顧客を訪問させていただく際、面接が難しいという話を良くうかがいます。定性的なものであったり、個々人の主観で回答していたりと、判断するのは少し難しいかも知れません。

今回は、主観を出来るだけ排除した回答を得ることで、応募者のスキルを類推するというものです。
質問のプロセスとしては、
①状況について説明を求める
②苦労した部分について聴く
③回答から類推して、レベルの測定を行なう
という流れになります。

例をあげます。
ダメな例
面接官「パソコンは出来ますか?」
応募者「ワード・エクセルなら問題なく操作できます」
面接官(・・・どれくらい出来るのかよくわからないなぁ・・・)

上の例は、こんな風に聴き方を変えると良く分かるようになると思います。
面接官「これまでの会社では、ワード・エクセルを使ってどの様な仕事をされてましたか?」
応募者「売上の集計やグラフの作成などです。」
面接官「売上の集計では、関数やマクロは使われましたか?」
応募者「集計が早くなりますし、毎月くり返しやらなければいけないのでもちろん(関数やマクロを)使ってました。」
面接官「報告するファイルもご自身で作られていたのですか?」
応募者「はい、グラフなどは報告書の中に入れるような形でつくっていました。」
面接官「どの様な点で苦労されましたか?」
応募者「独学で学んだので、関数やグラフは本をみながらやらなければいけない点が大変でした。」
面接官「なるほど、わからない部分があれば自分で調べられていたのですね。やはり、時間はかかったのでしょうか?」
応募者「ええ、上司はパソコンの事が分からなかったので、時間がかかるとは言っておりました。」
・・・・

こんな感じでしょうか。この内容で分かることは、「指示待ち族ではなく、自ら積極的に動ける」ということ、「コンピュータリテラシーはそれほど高くない」ということ、「自分都合の良い判断をする人」の可能性があることでしょうか。

「自分都合の良い判断をする人」かどうかを判断するために、また質問をしていく流れになるのですが、パソコンの能力は大体つかめるかと思います。もっと詳しく診るためには苦労した点をより具体的に聞き込んでいきます。知識・スピード・応用力の観点から質問を投げかけていくと色々と分かってくると思います。

この主観的な回答を客観的な回答に変える質問は、色々なスキルを判断する場面で試せると思いますので、皆さんも是非考えてみてください。