顧問先から先月の試算表とキャッシュフロー計算書を預かりました。
この企業は、昨年のでは業績がじり貧状態だったのてすが、取締役数名と営業責任者を一新してもらった処、今期になってからはかなり健闘し続けています。そのため試算表とキャッシュフロー計算書を毎月見るのが楽しみになっています。
試算表とキャッシュフロー計算書は、この会社の経営者が高齢のためそれらを見ようとしないので、見やすいフォームら私が作り直して経営者が変化に気付くようにし、また注意点を箇条書きにして知らせるために始めたことです。過去、同じやり方で何度も事業再生に成功した経験があります。
細かい分析は明日の休日を利用して行う予定ですが、キャッシュフロー計算書を見る限りでは、業績が堅調に推移して、銀行借入金残高を少しずつですが減額できています。
取締役と営業責任者を交替してもらったのは今期の初頭ですから、まだまだ社内は揺れ動いていますが、良いペースで推移していると判断しています。個人商店の寄せ集めにすぎなかった会社が、徐々に会社組織になりつつあるようです。新しい営業責任者の努力の賜物ではないかと思います。「1+1=1.5」だった会社が、少しずつですが「1+1=3」になりつつあります。
経営とは「算術」ではなく「人術」ですネ!!