今年の12月は15日締めの給与計算が大変です。私が受託している企業の中に給与は15日締め25日支払という会社があります。今年のカレンダーを見ると、その期間の中に土曜日と日曜日があり、銀行の給振は3営業日前までに振り込まなければいけないというルールを考えると、振込日が20日正午までとなり(23・24・25日が休日と土曜日)、しかも17・18日が土日のため、実質的に給与計算で使えるのは16・19日と20日午前中だけです。更に、12月給与では年末調整まで還付しなければならないので、通常営業日だけではほぼ無理です。
そこで、早々と今日はその打ち合わせをしました。今月11月支払給与のためにお伺いしたのですが、話しの内容は12月給与のことでした。
その打ち合わせが終わって、事務所で11月タイムカードの集計事務を始めためのですが、これが結構大変でした。所定労働時間7時間のパートタイマーさんが残業して週40時間以上働いていたり(所定内残業と法外残業とが発生)、法定休日出勤扱いの人がいたり、半日年休をとっていた人が残業したり、遅刻者でも会社が止むを得ないと認める人と認めない人とがいて精勤手当を減額する人としない人がいたり、年休を責任者が取得するのでその間は非常用の携帯電話を他の人が預かっていたので携帯電話手当を日割りして案分したり、先月に研修会に参加していた時間外労働時間を申告していなかった人がいたり、ナンカ間違えたり見落としたりしてしまいそうです。人数は30名弱だからそんなに多い方では無いのに、毎月この企業のタイムカード集計には手古摺ります。多分、労務管理上で何か問題点があるような気がしています。こんなことを12月給与のときにされていたら、パニックになってしまうことは間違いありません。
しかし、この集計作業をしている最中に電話が鳴り、思わず「うるさい」と言ってしまいそうでしたが、電話は顧問先の社長が別のお客さんを紹介してくださる内容だったので、思わずニコニコ顔になり、電話の後はルンルン気分でタイムカード集計をしてしまいました。