今日午前中はある企業で給与体系再構築を進めるための第2回目レクチャーを3時間行いました。私がお勧めする賃金テーブルと運用ルールの説明、賞与の新しい係決定方法の説明、そして評価制度の説明を行い質疑応答時間をとりました。色々なご質問が出たということは、私がお話ししたことをかなり理解されているようでした。私が先日依頼した通りに「マイタスク表」(役割責任分担表=組織図づくりで使用します)を全従業員に配布し、11月10日までには回収するということでしたので、第3回目のミーティング予定日を11月11日と決めることができました。順調な滑り出しです。
その後に、事務所で昼飯を食べて昨日依頼があった企業に労災事故の書類を届けた帰路に、また別の会社から新たに給与体系再構築の相談をしたいというご依頼が携帯電話に入りました。
ありがたいことに、何か、今週はエラく給与体系再構築づいています。ラッキーなことに、午前中に給与体系再構築の第2回レクチャーを行った企業の資料を鞄に入れっ放しにしていたので、早速それを使って説明することができました。
給与体系再構築の作業で一番大変なのは、給与体系構築の作業に入る前段階で、その企業の役割と責任分担の実態を解明し、その上であるべき姿を描くことです。この作業には膨大な労力が必要となるのですが、これをシッカリとやっておかないと評価制度を正しく構築できないのです。そして、これをシッカリやると組織のダム・ムラ・ムリを排除することにもなり、依頼先から大変に喜ばれるのです。
そして、特に今日ご相談のあった企業は800人規模の会社ですから、やりがいがあります。ありがたいことです。結局、給与体系再構築のためには何をしなければならないのかを全体図示しているフローチャート・ページをその会社の相談者が希望し、それを使ってその人の上司(社長と専務)に説明をする(稟議する)ことになりました。その後が私の出番となる予定です。
給与体系(賃金、賞与及び退職金)や昇給など従業員処遇の根幹となるものは、「急がないけども重要な仕事」なので、ついつい日常業務の忙しさにカマケて先送りされることが多いのですが、従業員さん達が自分の将来に対して不安を抱くことなく安心して仕事をする為には、必ず定期的に洗い直し作業が必要となります。