ある顧問先から「娘さんを被扶養者にする書類と添付資料の準備ができたから取りに来て貰いたい」という依頼があったので、その企業に向けて事務所を出発しました。
丁度、その企業までの道のりの半分程度まで行った処で携帯電話が鳴ったので出てみると「労災事故があったことをお話しし忘れていました」と伝えてきました。
私は「労災事故は電話は不要だから、先日お渡ししている書類に記入して私にFAXしてくれれば良いのです。しかし、既に貴社近くまでは来ているから、到着してからその書類を拝見させて頂き、後日労災書類をお届けします」とお答えして、急いで(スピードアップして)その企業に向かいました。
到着してお聴きした処によると「平積みトラックの荷台アオリを取り外している最中に、取り外したアオリと地面とで右指先を挟まれ、3指の末節骨を骨折し、休業は当日だけで済んだ」ということでしたが、私が予めお渡ししていた書類には記載されていなかったため、
①労災指定病院で治療をうけたのか?
②院外薬局は利用したのか?
③事故発生の報告を受けた上司は誰か?
等々、再度現場に確認しなければならないことが沢山ありました。
更に、現場が責任者に提出した労災事故の報告書を、責任者が私が渡した書式に転記しようとしていたので、「そんなムダなことはしない方が良いです。今後は、現場に私の書式を渡し、現場で直接書いてもらってください」と依頼し、ムダな事務が発生することを防止するように注意しました。
一通りのことが判明した後に、「自己流の用紙に記入すると必要事項でモレが生じますから、必ず私が渡している用紙に記入してください。また労災事故は、私に電話をする必要はありませんから、その用紙を速やかに私にFAXしてください。そうすれば、事務所で労災指定書式を起票して速やかに持参します」と説明をしました。月末近くで発生した労災事故は、病院のレセプト締めの都合もあるので、早めに病院に提出してあげる方が良いのです。
そして事務所に帰り労災指定書式に記載していて気付いたのは、本人住所が労働者名簿と違っているということです。もしそうであるなら、年金事務所用の住所変更届もこの際に行った方が良いと思いました。

本日の他の案件は他のブログをご覧ください。