取締役の採用面接に同席しました。64歳の方なので、賃金と年金に関することを簡単に説明して年金調査に関する委任状を貰う必要があったのです。
某大手企業の関連子会社とはいえ、流石に今まではその子会社の社長を勤められていた方だけあって、胆が据わっていらっしゃいました。この会社では従業員が比較的に好き勝手なことをしているので、このような人が取締役として入社されると従業員さん達に睨みが効くようになると思いました。
やはり会社の規律を維持するためには、従業員さん達にとって「憎まれ役をする人」がどうしても必要です。昔しお世話になった企業の会長も社長である自分の息子に「従業員から『いい社長さん』と言われるようになってはいけない。これは褒められているのではなく、舐められているのだ」と教えられていました。私の母も生前は「社長は良き憎まれ役になれ」と言っていました。