ある顧問先から電話で「ある大きな企業と取引きをしようとしたら貴社の品質管理方法を報告するように依頼された。当社は食品の卸問屋なのでモノは造っていないのだが、どう答えれば良いだろうか?」という問い合わせがありました。
丁度、別の顧問先が社員の接客サービスを向上させるための教育訓練を行おうとしていたので、提供するサービス(役務の提供)に対してTQC(製造業の総合品質管理)の考え方を導入するように勧めていました。その為、直ぐに「卸問屋といってもモノを保管したり、移動したりして役務の提供を行っている訳ですから、その役務の提供(サービス)を自社の製品と考えてISO9000を基にして、貴社が提供しているサービスの品質が低下しない為にどのようにしているかを相手先企業にお答えすれば良いのです。ISO9000に関してはネットで調べればわかりますが、もし見つけられなければ私が資料を持参します」と応えることができました。
この会社がISO9000の考え方を導入してくれると、労務管理もシッカリする筈だから楽になる筈です。ISOを取得すると維持費が高くつくので、取得することは余りお勧めしませんが、その基準を利用して自社の品質向上を図られることは大いに賛成する処です。

ところで、会社従業員が提供する役務の向上も大切なことなのですが、我が家では、長男の言動のTQCが急務となりました。東京の大学に通っている息子は、大学の成績表が親元に送り込まれる頃になると音信普通(携帯電話に電話しても出ない)となってしまうのです。やはり親のTQCが下手なのかもしれませんネ!!