若年者雇用奨励金の申請手続きを今月初めに行いました。今日は労働局から、その残業代の支払計算方法がわからないという問い合わせの電話がありました。この会社は見込割増賃金制度を採用しているので残業代の計算が解り難いのです。
仕方ないので後日資料を労働局に持参すると言って取り敢えずは電話を切りました。しかし、後でよく考えるとこの助成金をハローワークで申請手続きする際に残業代計算に関する資料は添付した筈であることを思い出しました。
そこで、ハローワークの担当者に電話をして確認した処、提出書類には残業代計算の計算根拠の資料も添付されており、それらを全て労働局に回したのだが、多分担当者はその資料の見方がわからないのでしょうということでした。
間もなく労働局から電話があり、残業代の件は解決したということでした。多分、ハローワークの担当者が説明をしてくれたのでしょう。
しかし、労働局は私に照会する前に、何故ハローワークに問い合わせをしなかったのかが不思議です。数年前まで、こんな無様なことはありませんでした。
私は社会保険労務士として開業した直後に、雇用能力開発機構が管轄していた助成金で、その担当者に大変に厳しく躾けをしてもらいました。ホッチキスを止める位置、提出する際の書類の順番等を大変に厳しく教えてもらいました。当初はその厳しさに憤慨していましたが、その人が一端受理した書類はその後一切私に問い合わせが無かったので、受け付けることは厳しいが、一端受け付けると責任をもって処理してくれると理解し、感謝していました。お蔭で、受付をする際に少々面倒くさいことを言われても難なく対応できるようになりました。
しかし、最近はこのような担当者がいなくなり、アルバイト感覚で受け付ける人が増えているので、後日に、しかも忘れた頃に問い合わせがあるのでムダな時間ばかりが必要となってしまいます。