新米の総務責任者の会社からの問い合わせです。
私傷病療養のため長期欠勤することになった従業員と総務責任者が、休職期間と年次有給休暇の話しをしていたら、別の従業員が口を挟んできて「休職期間を開始する前に年次有給休暇を全て消化しなければならない」と言う。そのため新米の総務責任者が不安になり、私に相談してきた次第です。
私は思わず「その別の従業員に、余計なことは言うな!!といってください」といってしまいました。こういう輩はよくいるのです。
そして、その新米の総務責任者に「全て年次有給休暇を取得するか否かは本人の意思次第ですが、病後は通院したり体調不良で欠勤せざるを得ないことが多いから、年次有給休暇のうち2~3日はそのときのために残しておいた方がよいのではないか?と提案してください。但し、全部取得するか否かは、あくまでも本人の意思を尊重してください。」とお話ししました。
そして、当然のことですが、現在と復職希望のときには「医師の診断書」を提出させてくださいとも伝えました。
私の過去の経験で、
体調不良を理由に会社を3カ月間欠勤した従業員に医師の診断書を請求したら医師が就労可能の診断書を発行してきた例があること、そして、
完治したと従業員がいうので復職させたら3日目に再発して再入院した事例があるからです。
診断書を提出させるには費用がかかることですが(従業員負担)、会社が善管注意義務や安全配慮義務の違反を問われないようにするためには仕方ないことです。