近日中に労基署の調査がある顧問先に、調査で必要とそれる資料が全部揃っているか否かを確認するためにお伺いした。
勤務割予定表の一部を1店舗だけ紛失していたお店があること、健康診断で要注意の診断を受け会社はしつこい位に本人に再検査を受けるように勧めているが本人が逃げ回っている人が1名いることの他はパーフェクトに資料が整えられていた。特に、長時間労働チェックリストをチャンと活用し医師との面談を勧めていたことには感激した。未払い残業代は無いし、労働条件通知書もチャンと交付さていた。年休も賃金台帳に明示している。しかも、残業時間数が数年前と比較すると激減していた。
数年前に労基調査を受けたときには、メチャクチャな状態でヒヤヒヤしながら労基調査を受けたが、その後色々と指導した結果、「嫌だ」「忙しい」と口では言いながらも、やるべきことはチャンと理解して実行されていたようだ。

因みに、午前中取締役会に出席していた会社の関連会社が数日前に労基調査をうけ、
①健康診断結果に基づく再検査を未実行であったこと
②36協定で定める上限の残業時間数を突破して残業をさせていたこと
③賃金控除協定を未締結であったこと
等で是正勧告をうけたことを聞いた。
この会社は数年前に住宅手当変更に伴い給与規程変更の相談をうけた際に、私が「ついでに他にも直した方が良い点が多々あるので直されたらどうですか?」と提案したにも関わらず断った先だ。あのときに直していれば、労基調査も楽であったろうに!!法改正がここ数年続いていたから、素人の知識だけでは対応しきれないことがかなり発生しているのが実情だナ!!