昨日、7月15日付けで離職する人が2名いるからということでお伺いした会社から、8月15日付けで別の2名が離職することになったと連絡が入った。何か会社であったのかナ?いままで人事面は安定していた会社なんだけどナ!! 会社の事業再生という観点からみると、業務プロセスの改革を行い人員削減をした方が良い状態であることは間違いない会社だから・・・、対処が難しい。この会社に数か月前に「もっとマーケティングを強化すべき」と具体的な手順を提案したら、社長から「そんなことは言われなくてもわかっている」と怒られた会社だからナ。
他社のことではあるが、いま事業廃止の相談をうけている会社の財務内容を検討したら、人件費比率が60%を超えていた。しかし、社長は人が多すぎるとか、給与が高すぎるとかは微塵もおもっていない。これじゃあ、倒産しそうになり廃業を考えるのもなむを得ないが、その前に人員削減や賃金カットを行い、倒産回避を計るべきではないだろう? 永年、会社業務に携わっていると、従来のやり方に無意識のうちに固執してしまい、業務プロセスを改善する必要に対する意識が希薄になってしまうようだ。社長に何を言っても、「それじゃあ無理だ」「できない」の一点張りの状態である。事業を廃止することは10年前と比較すると法体系が整備された現在は比較的簡単なことだが、社長やその家族のその後のことを考えると迂闊にはできない。私自身がそうだったが、どうもその状況に追い込まれると「わが身が置かれている状況」を正しく判断できなくなるようだナ!!