今日、新卒者求人2件と一般求人3件との手続きをしたら2時間半もかかってしまった。これじゃあ仕事にならない。一般の企業の人だったら呆れ返って手続きを止めてしまうだろう。
原因は極めて簡単で、①人事異動でベテランがいなくなっていたこと、②手続きが頻繁に変更となることの二点だと思う。人件費削減や定期人事異動で短期雇用契約の職員を増やすのは良いことだが、法律や手続きが頻繁に変更される昨今の状況ではベテランが陣頭指揮をしなければ事務は停滞し、サービス低下は免れない。そもそも官僚制とは、組織的手続きにより非人格化することで合理化を図るものだが、昨今のように変化が激しい時代となると、組織運営のやり方を工夫しなければ官僚制組織形態では無理がある。対策は極めて簡単なことで、偉い人が後方に下がらずに陣頭指揮をして、現場の状況を自分の肌で直接感じ取り指揮することが一番だ。短期契約職員を増やすのであれば、それらの人を陣頭指揮できる人がいなければ短期契約職員は烏合の衆となってしまう。