前期の決算は、辛うじて黒字だった会社のキャッシュフロー計算書を経理部長に勉強しながらつくってもらった。決算書では黒字だったが、キャッシュフロー計算書の営業活動によるキャッシュフローは真っ赤カ!!
 顧問税理士が指摘するように、この会社は危機的状況にある。しかし、社長をはじめとする取締役が全く気付いていない。社長や取締役さん達は自社のキャッシュフロー計算書を見るのは初めてだろうから、この状況をどう説明して理解してもらうかが難題だ。ご本人達は、税理士の指摘にも関わらず、決算書が黒字であったことで安堵しているようだ。黒字でもこのままが続くとキャッシャが減少していき、キャッシュ(現金)が不足すると倒産することもあるんですよ~!!なんて話しをしたら、また嫌がられることは間違いない。
 しかし、対策を具体的にして、実行していかなければ、この会社は早晩行き詰ってしまう。また体力に余力が残っている(若干でも余力資金がある)うちに、対策を実行しないと、打てる対策もいずれは限られてしまうのだがナ・・・・。社長や取締役は気づくであろうか?