7年前に経営相談にのり、経営革新計画の承認を得た仏壇屋さんに労働保険申告用紙を回収するため訪れたら、社長が息子と一緒に経営相談にのってもらいたいとのことで急遽相談にのることになった。しかし、今さら本気で会社の立て直しを図りたいといっても、7年前と違い会社は既に疲弊しており、一番良いのは廃業することなのだがナ!!どんなに提案をしても「わかった」と言うだけで、何も実行しない社長だ。いまここでアガクくような策を講じると会社を一層疲弊させてしまい余命を短くしてしまうだけだ。しかし、相談されたら答えるのが私の仕事だから、一番大切であり、お金をかけなくても本人にやる気さえあれば出来る「顧客の変化を知る方法」「自社の強みに気づく方法」を伝授した。危篤状態にある病人を一機に元気にすると必ず反動がでるから、この企業にも段階的に状況改善策を教授していくことにしよう。しかし、それまで企業が寿命を保っていると良いのだがナ!!医師も大きな手術をする前には、まず患者に体力をつけさせてから手術に耐えられるようにするそうだから、ここまで疲弊している企業の場合には仕方ない措置だナ!!