厚年基金の全廃見直し
 
・・・健全なら存続へ 新厚労相・・・

 
田村憲久厚生労働相は27日記者会見し、民主党政権がまとめた厚生年金基金制度の廃止案を見直す考えを示しました。
 
 
「健全に運営する基金の加入者に、迷惑をかけることが本当に許されるのか」と述べ、健全基金は存続を認めることを検討します。
 
 
厚労省はAIJ投資顧問による年金消失問題を受け、11月に厚年基金制度を10年で廃止する改革試案をまとめました。
 
 
積み立て不足基金に解散を促し、健全な基金は他の年金制度に移行させ、基金制度をなくすという、民主党の方針に沿ったもので、健全な基金から反発の声が出ていました。
 
 
田村厚労相は「不況下でも運用利回りを出している基金はある。国が勝手に(制度を廃止すれば)、何も悪くないところが約束した利回りを出せず、給付が下がる」と懸念を示しました。
 
 
厚労省は年明けに社会保障審議会の部会を開き、見直し作業に入るとしていますが、制度の存続を認めても、対象となる健全基金はごく一部にとどまり、全体の大半を占める積み立て不足基金に解散を促す厚労省案が大幅に修正されるわけではないとしています。
 
 
 
 
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