AIJ委託基金 財政難に直面

・・・8割が積み立て不足 ・・・


厚生労働省は19日、AIJ投資顧問に資産を委託していた81の厚生年金基金のうち、8割にあたる62基金が積み立て不足に陥っていることを公表しました。

 

積み立て不足は、公的年金の一部を国から預かって運用する「代行部分」で生じていおり、AIJに委託していた資産がなくなり、多くの基金が財政難に直面しています。

 

座長を務める蓮舫参院議員は「極めて深刻な事態で、厚年基金制度そのものを廃止してもらいたい」と指摘しました。

 

AIJ委託基金のうち、11年3月末時点の積立不足基金は36だったものの、わずか1年で2倍近くに増えていますが、AIJに委託していた資金はすべて消失したとみなして集計し、積立不足額は1年間で1900億円増えて3000億円になりました。

 

厚労省が財政危機とみなす指定基金は現時点で81基金、このうち14基金がAIJに運用を委託していました。

  

積立不足額が増えたことで、新たに19基金(うち17基金がAIJに運用委託)が追加され、合計100基金になる見込みです。

  

指定基金になると、掛け金(保険料)の引き上げや給付減額など財政健全化計画をつくる必要があります。

 

 

 
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