原発労災訴訟 心筋梗塞は被曝が原因と

 ・・・警報鳴っても作業  不支給取消訴訟・・・

 

原子力発電所の元作業員、梅田隆亮さん(77)=福岡市早良区=が、心筋梗塞になったのは被曝(ひばく)が原因だとして、労災を認めなかった国の処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、福岡地裁であり、梅田さんは「(線量測定器の)警報が鳴っても作業を続けた」と勤務実態を陳述しました。


   梅田さんは「炉心部は蒸し風呂状態で、マスクを外さざるを得なかった」と述べ、「労働者が使い捨てにされた事実を見てほしい」と訴えました。

 

作業中の外部被曝線量は記録上、計8.6ミリシーベルトですが「(測定器を)別の作業員に預けて作業するのが暗黙の了解になっていて、データはでたらめだ」と話しました。

 

訴状によると、梅田さんは1979年、中国電力島根原発(松江市)の原子炉格納容器内を点検、日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)の炉心近くでも作業しました。

  

全身の倦怠(けんたい)感に悩まされ、2000年に心筋梗塞を発症し、 08年に松江労働基準監督署に労災給付を申請しましたが、10年に不支給となっています。

 

  

 
ブログランキングに参加しています。
よろしければ 「クリックしてください」 ⇒ ⇒ ⇒ にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ

にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ