こんにちわ。

社会保険労務士の吉永です。

この仕事について、多くの方々と出会う機会がありますが、

その一つに行政の方々と知り合うということがあります。


今までは民間企業の事務として、書類提出等手続き上で

窓口として対応するばかりでしたが、最近は難しい事案に

あたったときなど「相談」として出向くことが多くなりました。


よく相談に伺う窓口の一つに労働基準監督署があります。 もちろん曲がりなりにも専門知識を得ているという前提のお仕事を

させていただいておりますから、いつも尋ねに行くわけではありません。


書物や法律書を読んでも載っていないケースの事案があるときなどに

労働基準監督署へ相談へ行きます。


対応してくださるのはいつも同じ若い女性職員の方なのですが、

その方は、いつもとても誠実な対応をしてくださいます。

「それについては、聞いたことがないケースなので調べてみます。

ちょっと待ってくださいね」

といいながら、奥へ行き書物を探してきて一緒に関連法律等を調べて

下さったこともあります。

今日少々難しい事案についてお尋ねいたしました。


(しかしながら・・・本当にいつもすみません・・・)


やはりはっきりとは分かりません。というご回答でした。


でも、その職員の方は本当に申し訳なさそうな顔で

「なんか・・・いつもお力になっていないようでごめんなさい」

と言ってくださいました。


私はその誠実な態度にとても好感を感じました(^^)


「いいえいいえ。私の方こそ勉強不足も甚だしいので・・こちらこそ

ごめんなさい」


と恐縮しながら席を立つ次第でした。


ある程度の権力を持つお役所の方の中には知った顔をして

上から物をいう方も(たまには)いらっしゃいます。


が、この女性職員の方のように最初から最後まで誠実な対応を

してもらえると、適切な回答がでなくても全然嫌な気持ちになりません。


これは、社会保険労務士としての仕事にも言えることだと思います。

結果は別として、仕事を引き受けている過程において、誠実に

接することができていたならば、たとえ思うような結果にならなくても

信頼関係がこじれることは少ないのではないでしょうか。


この女性職員の方の態度を、是非!!見習っていこうと思っております。