昨日、年金事務所で記録確認の相談者の方の履歴を見て驚いた。
 相談内容としては、去年の3月末に退職したが、国民年金に未加入の月なのでその確認とまだ入れるか?と云うもので、確かにその通りで、3月31日喪失で翌4月1日加入になっているから、3月は未加入になっていた。
 これだけなら別に驚く事もないのだが、その雇用先が毎年4月1日から翌年の3月31日喪失を繰り返しているのである。
 1年雇用の繰り返しでありながら、空白の1日を作る・・・。
 理由は簡単。1年雇用を繰り返せば、雇止めが起こった際に、期間の定めのない雇用契約と言われないため、だろう。
 まさか1日空ければ、1カ月分の社会保険料が節約できるから・・・なんて思っていないだろう。
 しかもその雇用先は県の事業所だった。
 県の事業所は、予算で動くから確かに今年雇った人間を来年も同じように雇えるか分からない・・。だが、だからと言って1日の空白を作って雇用契約の継続は有りません、と言ってよいのか?
 以前、役所でもアルバイトを雇う時、2カ月の契約期間で、それを繰り返す時に別の課と交代で雇う事によって、雇用保険や社会保険に未加入に出来たり、簡単に頸に出来たりした、と聞いたが、まさか未だにそのような手法を使っている事業所(しかも行政の出先機関)が有るのにはびっくりした。
 労基署に相談はしましたか?と聞いてみたが、取りあえず毎年更新してくれているから・・と言われてしまった。
 果たしてこれは正当なんだろうか?