厚年基金 著しく財政悪化 51基金

 

・・・積み立て不足3700億円  「総合型基金」が大半・・・

 

 

 

 財政状況が著しく悪化している51の厚生年金基金に関する厚生労働省の調査結果が明らかになりました。

 

 

業種・地域単位で共同運営される「総合型基金」が大半で、国から預かって運用している厚生年金部分の積み立て不足の合計額は2010年3月末時点で約3700億円にのぼっていることがわかりました。

 

 

加入者1人当たり平均で106万円の穴埋めが必要になる計算です。

 

 

 厚年基金は企業年金の一つで、厚生年金の一部を国に代わって運用し、企業独自の年金と組み合わせて手厚く給付します。

 

 

全国に約600の基金がありますが、厚労省はこのうち積立金が3年連続で必要額の9割に満たない51基金を、昨年12月までに財政健全化を促す対象に指定しました。

 

 

 厚年基金が事業運営の困難などを理由に解散するには、預かっていた厚生年金部分の積立金を国に返す必要があります。

 

 

51基金が解散する場合は合計で約1兆5300億円を国に返す必要がありますが、実際に保有している積立金は約1兆1600億円にとどまり、約3700億円が不足していたことがわかりました。

 

 

 不足額は「50億円未満」が25基金で最多で、「50億円以上・100億円未満」が15基金あり、「100億円以上」も11基金ありました。

 

 

 指定されているのは福岡県乗用自動車厚年基金や長野県建設業厚年基金などです。

 

 

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。
よろしければ 「クリックしてください」 ⇒ ⇒ ⇒ にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ

にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ