昨日の夜中にNHK解説委員の話を
それとなく聞いていました。

財団法人から組織替えを
公益法人へ、
迫られていて
今までは、あいまいであり
力士、親方も個人事業主扱いだったそうです。

それが認められないと、一般企業並みの課税が
掛かるらしいです。

とてもやっていけないらしいです。

当然、労働社会保険も義務が掛かります。

以前は、親方株も売り買いの対象となっていました。
それが退職金の代わりだったのかもしれません。

金銭の授受があるのはまずいそうなので
相撲協会が親方株は取り上げて
管理するとのこと。

しかし、今の親方は億単位の借金などをして
親方になった人がたくさんいるそうです。

その辺をきれいにしないと認められず
一般の企業と同じ扱いとなり
法人税などの特別扱いはなくなるそうです。

相撲協会が借金をすべて払うことにして
綺麗にするなど大変です。

一方力士は、今まで個人事業主でしたが
部屋と雇用契約を結ぶようです。

部屋では管理はできそうもないので
当然相撲協会がすべての責任を
負いそうです。

建設業の発注主みたいなものが相撲協会
元請けが各部屋
という感じでしょうが。

それもおかしな話です。

てことは、すべて相撲協会の社員扱い
となるのかも。

何と力士雇用契約、就業規則
賃金規程、退職金規程などが
すべて必要となります。

それはいいとしても、
法人扱いであり
しかも、雇用契約を結ぶとなると
健康保険・厚生年金・雇用保険。労災
すべて必要になりますね。

食べすぎ、飲みすぎで内臓の病気になっても
健康保険の対象です。

障害者や死亡も厚生年金。

相撲の取り組みも労災、
相撲のけいこ中のケガも労災。

部屋で喧嘩したり、こけてケガしたら
健康保険などが絡んでくるわけ。

殴られたら、第三者行為災害とか
巡業に行くのは通勤災害それとも
なんていろいろアホな想像がでてきます。

雇用契約を結ぶということは
地位保全の確認とか特定社労士とかも
関係してきますよ。

ちょっとと聞いてた゛けでも
相当大変です。

東京の大先生が苦労するかも。

当然、うちの事務所には依頼はないと思いますが、
こんな面白いというか大変なことが進んでいるとは。
正直びっくりしました。

行司さん、呼出しに関しては
何の問題もないが、年寄りと
親方と力士は大変です。

力士は相撲協会から、
それぞれ、給料明細書などを貰うことになりそうです。

出勤簿、賃金台帳、労働者名簿すべて
調整しなくてはならない。

しこ名で社会保険などは入れません。
てことは、バルトなどは
在留許可だの就労ビザだの
全部出して、適用でしょう。

それはいいが、さかのぼりは無理でしょうね。
それくらい面白いというか
けったいな事例が発生する可能性あり
ということです。

解りました。