昨日 札幌市エルプラザで開催された『障がい者への虐待防止を考える』シンポジウムに参加しました。厚労省の曽根専門官の「障がい者虐待防止法の概要」はなぜこの法が出来たのかという経過から今後どのようになっていくのかなどがわかりやすかった。
昨日の一番の収穫は、札幌市で障がい者を多数雇用しながら事業を経営している、㈱特殊衣料の池田社長のお話を生で聞けたことです。社員数140名のうち 障がい者は23名を雇用されています。20%近い雇用率です。また障がい者の平均勤続年数は12年という非常に長期にわたっています。
社長は虐待について、企業の中では①身体的虐待②性的虐待③心理的虐待④放棄・放任⑤経済的虐待 等はややもすると起こりうるものである という認識を持って、そこから踏み込んでどうしたら防止できるのだろうかということを考え 実行してきたこと、うまくいったこと、失敗したことなどを経験を基に話されました。
保護者会・会社の連携や、虐待発生の報告体制の社内確立等 大変参考になりました。また障がい者雇用には『ジョブコーチ』の重要性を説いていましたが、私も『ジョブコーチの役割』について前々から気にはなっていたところです。多くの企業にも障がい者雇用に
積極的に取り組んでほしいと思います。
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上野社会保険労務士事務所
上野 範幸
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