2012年 10月の記事一覧

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12年10月03日 01時28分10秒
Posted by: sapporoueno
請求額ほぼ認める
札幌市のタクシー会社「朝日交通」の労組員の運転手6人が、完全歩合制による給料が時給換算すると最低賃金にも満たないとして最低賃金との差額などを会社に求めていた訴訟の判決が9月28日、札幌地裁であった。長谷川恭弘裁判官は、請求額のほぼ全額と、労働基準法違反の使用者を制裁する「付加金」についても未払い賃金と同額を払うよう命じた。
判決は、最低賃金との差額などの未払い分が、2008年からの2年間で1人当たり約22~185万円あるとし、原告側の請求額のほぼ全額を認めた。
会社側は、全国の大部分のタクシー会社が同様の完全歩合制の賃金体系を採用しており、差額や付加金の支払いは相当ではないと主張した。
しかし、長谷川裁判官は「仮に日本全国のタクシー会社が労基法違反の完全歩合制を採用しているのであれば、無理な運転を助長させ、乗客の安全性にもかかわる。むしろ、違法行為を防止する観点からも付加金の支払いを命じることが相当」と述べた。
原告と代理人弁護士らは記者会見し「請求額と同額の付加金が命じられるケースは全国でもほぼ例がない。意義深い判決だ」と語った。朝日交通は「判決文をみていないのでコメントできない」としている。

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12年10月02日 08時00分00秒
Posted by: sapporoueno
漬物の製造販売業者向けの新たな衛生指針が1日、決まった。
 厚生労働省が示した指針の見直し案が薬事・食品衛生審議会で了承された。札幌市などで白菜の浅漬けを食べた8人が死亡した腸管出血性大腸菌O(オー)157の集団食中毒を受け、浅漬けの原材料は1リットルあたり100ミリ・グラムの次亜塩素酸ナトリウムを含んだ液で10分間、消毒するなどの基準を盛り込んだ。原材料を10度以下で低温保管することや、流水での十分な洗浄なども求めている。
 同省によると、問題の浅漬けを製造した業者は、原材料を殺菌する際、塩素濃度をチェックしていなかったという。現在の衛生指針には殺菌方法が明示されておらず、同省は具体的な数値や手法を掲げることが必要と判断した。
衛生規範は1981年に作られたが、浅漬けの殺菌に関する記載はなかった。改正点は▽原材料は10度以下で保管▽飲用水で洗う▽75度で1分加熱するか、1リットル当たり100ミリグラムの濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液で10分間殺菌する―など。
 全国の浅漬け製造業者への立ち入り検査の中間報告では、2282施設のうち87%に当たる1994施設に不適切な点があり、同省が指導した。殺菌していなかったり、殺菌記録がなかったりしたのは1729施設、衛生管理に問題があったのは1488施設だった。 


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12年10月01日 10時51分00秒
Posted by: sapporoueno
女性セブン2012年10月11日号の記事です。
認可保育園に入るためにこんなことが行われているとは ・・・・

保育園には、国が定めた設置条件(広い庭、充実した調理設備など)を満たし、公の費用によって補助される「認可保育園」と、そうではない「認可外保育園」の2種類がある。
 希望者はもちろん認可保育園に殺到。希望を出しているにもかかわらず、その保育園が満員などの理由で入れずにいる待機児童の数は、2011年4月現在、全国で2万5556人(厚生労働省調べ)にものぼっている。
 しかしながら、この数字には、「どうせ認可保育園には入れないから」と、申請自体をあきらめてしまった家庭などが含まれておらず、潜在的な待機児童の数は、0~2才児を中心に、ゆうに80万人を超えるといわれており、大きな社会問題になっている。

 入園の明暗を分けるのは、各自治体が独自で決めている「選考基準指数」と呼ばれる“点数”だ。これは保育園への入園が、その家庭にとってどれだけ必要かを判断するためのもので、“点数”の高い人たちから入園が認められる。
 例えば、東京都でいちばん待機児童の多い、世田谷区の場合、フルタイムの共働きで100点。夫がフルタイムで妻がパートタイムだと65~95点。これが専業主婦になると50点になる。一般的に親が働く時間が長いほど、点数が加算されていく。
 そのほか、生活保護世帯はプラス10点、ひとり親でプラス20点など加点もあれば、同居の祖父母(60才未満)が無職の場合は、子供の面倒をみることができるだろうとみなされ、マイナス6点などと減点される。
 それゆえ、1点でも多く点数を稼ごうと、ママたちは驚くような裏技まで駆使しているのが現状だ。

 東京都国立市在住の石川佑子さん(仮名・39才)は、長男(4才)、次男(2才)、長女(11か月)の3人の母親だ。長男の妊娠を機に退職し、専業主婦になったが、その後リーマンショックの影響で、メーカー勤務の夫の収入が激減した。2009年4月、何か仕事を始めるために長男を保育園に預けようと思ったところ、待機児童になった。
「まずは同居していた親に子供を預け、就職先を決めました。そして長男を認可外保育園に入れたんです。高い保育料だったんですが、これも認可保育園に入れるか入れないかを左右する点数にかかわっていたので仕方なく…。
 父にはシルバー人材センターに登録してもらい、母はボランティア活動団体の役員になってもらいました。同居していても育児の手伝いをする時間がないことを証明する書類を作って、市役所に提出するためです。そうやって2010年4月に、ようやく認可保育園に入れることに成功したんです」

 東京都中野区在住の吉田慶子さん(仮名・31才)は、IT関連企業に勤務する夫と、小学1年生になる長男、1才5か月になる長女の4人暮らし。不況のため、前年の夫の収入が100万円減。もう貯金を切り崩せないと、慶子さんが働きに出ることを決めたのだが…。
「中野区はなかなか保育園に入れないという話でしたが、友達は子供を預けることができました。“シングルマザーだからうまくいったのよ”と言ったのを聞いて、私もそうするしかないと決断して…」
 慶子さんが選んだのは、いわば偽装離婚という手段。夫を説得してペーパー離婚。しかし、結局それでも入園は叶わなかった。
 待機児童をもつママたちにとっては、それほど事態は深刻で、急を要する事態となっているのだ。

どなたか、札幌市及び道内の市町村の選考基準をご存知の方は ぜひ投稿して教えてください。

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