大学生の卒業後すぐの新卒での就職先として、中小企業でも良いという学生さんが増えてきているそうです。
買い手市場とはいえ、選ばれなければ、始まりません。


外部の第三者としては、次のような企業が良いなあと思います。
過去にも、よく似たような記事を書いていますが、もう一度。

1.研修のシステムが、ある程度はっきりしている
 新卒なら「新入社員研修」、管理職になる前には「管理職研修」などの研修は、ちゃんとやっていること。職種別研修があれば、なお結構です。
 私が、お手伝いしたことのある上場企業さんは、研修のシステムが全く整備されておらず、新入社員さんは、右往左往していました。
 要は、「育てる意識」があるのか、ないのか。即戦力という言葉を否定しているわけではありません。

2.クローズでなく、オープンである
 全てに通じます。
 例えば、人事評価制度、会議・打ち合わせが、分かりやすいと思います。人事評価制度はあっても、対象者にフィードバックされない企業もありますが、折角の制度がもったいないです。会議や打ち合わせの場所も、ガラス張りや個室でないのも、良いでしょう。

3.社員が、内向きでなく、外向きである
 なかなか難しいことですが、分かりやすい例が、これです。
「会社の入り口にいたときに、誰かに優しく声を掛けてもらったか」
 一番最初の方に、声を掛けてもらえたのなら、良い企業でしょうね。
「会社の中に入ったときに、社員さんの方から『いらっしゃいませ』や『愛想』がある」
 学生さんだと分かっていると声は掛からないかも知れませんが、こういう企業だと精神的によいと思います。
 忘年会や社員旅行は、内向きだとは思いません。。。


学生さんも、中小企業の側も、ミスマッチングにならないように、良い選択をして欲しいですね。


労務管理のアドバイスをしています。
大阪社労士事務所
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