埼玉産業保険推進センターが主催する「カウンセリング技術研修」が始まった。4月から9月までの隔週金曜日に開催される全10回の研修会だ。参加者は20名。男女ほぼ半数ずつ。とう講師の星野ゆかり先生は、駿河台日本大学病院の精神神経課医療員の他、埼玉産業保険推進センターのカウンセリング相談員、スクールカウンセラー、数社のメンタルカウンセラーを務めているこの道のスペシャリスト。このカウンセリング技術研修の講師も年に2回を5年にわたって勤めているまさにベテラン講師です。
 メンタルヘルスは会社の規模にかかわらず大きなリスク要因です。今まで、知識としては色々は研修を受けてきました。そして、大企業だけでなく中小企業のメンタルヘルスを支援する会社が最近になってサービスを提供するようになたことを今年1月の事務所通信「自殺による損失1兆円」と題して書きました。
カウンセリングにはもちろん知識は必要ですが、知識だけではどうしようもないところがあります。この技術研修では、知識と同時に、トレーニングを織り込んでいくというので、期待と不安が織り交じります。第1回の今日のトレーニングは、ペアになった方と言葉を交わさないで10分間、ただただ目を見つめ合うことでした。人生60年にもなるが、初めての経験だった。
 カウンセリング中は、相手が自分を信頼していないのではないかとの恐れや、アドバイスができないつらさ、もどかしさがカウンセラーを襲うようです。星野先生は、カウンセリング時の恐れやつらさを克服し、自信が湧いたのはこのトレーニングのお陰だと話していました。
第1回からの未経験体験。あと9回の研修がなんとも楽しみだ。