昨年1年間に企業の正社員が取得した年次有給休暇は、1人平均8,3日、



取得率は平成17年に並ぶ過去最低の46,6%であることが、厚生労働省



の調査で判った。



 景気回復と人員削減が絡み、1人当たりの仕事量が増え、休みづらい状況



があるとみられる。



 これを、企業規模でみると、従業員数1000人以上では、取得日数9,7日、



取得率51,7%であり、同100人未満では同7,1日、43%となっており、企業



規模が小さいほど、1人当たりの従業員の労働環境が悪化していることが分かる。



 産業別に見ると、電気・ガス・水道が15,3日で最長であるのに対し、飲食店・宿泊業



は4,2日と最も短い。代替要員を置くゆとりがないのであろう。