昨日は札幌教育文化会館で行われた『北海道自殺対策フォーラム~債務問題と自死』に行き、貴重なお話を聞くことが出来ました。北海道の自殺者は直近年では1300名(概数)であり、1日4人の方が自殺で命を落としています。命を落とさないまでも自殺未遂・自殺を考えた人は相当数に上ると思います。とりわけ男性で40歳代~60歳代が多い。
私もちょうどその年代であり、身につまされます。顧問先の事業主にもその年代が多い。
明るく笑いながら創業時の苦労話を、話してくれるのならいいが、急に口数が少なくなり避けるようになると要注意。まずは自分(私)の落ち度を振り返ってみるが、思い当たる節もないので思い切って聞いてみました。心の中に誰にも相談できない悩みを抱えていることもあります。
私のことを振り返ると、サラリーマンをやっていた時は月々給与が入ってくるが、辞めたら一円も入ってこない。起業することを考えて進めているがお金は出ていく一方。妻は気が気じゃない。独立までは見通せるがそれから先は見えない。固いきずなで結ばれたパートナーといえども、隙間風が漂って大荒れの台風にまで発達する。引きづりながら がむしゃらに進み、開業にこぎつけたら、またそこから苦労が始まる。
そんな覚えがあるので、従業員さんはもとより事業主さんそして奥さんの心身の健康は、すごく気になります。健康でないといい仕事はできません。社長だからと言って月に法定労働時間を100時間も超えて働いたら、心身共に病気になりますよ。そして なんでも隠さずに話せる家風の確立や、何でも話せる友人知人を持たないと心身ともにさらに重い病気になります。
私が常に心がけているのは、相手のことを思いやってお話を伺うということです。難しく言うと『寄り添う』ということでは・・・・・・・
『他の士業の先生方に比べて事業主の懐に入りやすい』これは社労士の良さかなあと思います。
北海道札幌市西区西野7条7丁目7-18
上野社会保険労務士事務所
上野 範幸

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シニア世代の起業家のさまざまな悩み事