日本経団連が25日にまとめた「春季労使交渉・業種別回答一覧」の途中集計によると、定期昇給を含む賃上げ率は大手企業で1.84%(昨年は1.80%)、中小企業は1.66%(1.59%)だった。大手、中小とも前年実績を上回ったが、小幅にとどまった。労使交渉は主要企業で妥結しており、7月の最終集計も同様の結果になる公算が大きい。

 25日時点で集計したのは大手企業(東証一部上場、従業員500人以上)が80社、中小企業(従業員500人未満)が161社だった。賃上げ額は大手企業が6050円で前年を127円上回った。中小企業は4314円で前年より189円多かった。