厚生労働省によると2006年のパート労働者数(年平均)が前年比4.8%減の1205万人と2年ぶりに減少した。パート労働者数は05年に過去最高を記録したが、06年は5年ぶりの低水準。全体の雇用者数(農林業は除く)は1.4%増の5353万人と4年連続で増加しており、景気回復を受け企業が正社員の採用を積極化していることなどが背景にある。

 厚労省が7日に自民党の厚生労働部会に報告した。パート労働者は「週35時間未満の雇用者」で、男女別にみると男性が11.5%減の340万人、女性は1.9%減の865万人。雇用者数全体にしめるパート労働者の割合は06年は前年比1.5ポイント低下の22.5%と2年ぶりに低下。この割合も01年(22.9%)以来の低い水準となった。