8日の統一地方選。

 またもや例の名前を連呼するだけの選挙カー。

 事務所で書類を作成しているときに、これをやられると思考が中断される。

 この選挙カーで名前を連呼するだけの選挙運動は、わが国独特のスタイルだと思われます?この選挙活動と投票との因果関係はあるのだろうか。私には、誰に投票するかまだ決めていない人が、名前の連呼を聞いただけで、その人に投票しようと意思決定をするとは到底思えない。

 とすれば、選挙カーで名前を連呼することは、全く無意味な行為ということになる。

 確か、先頃日本の選挙運動を題材にした映画が、外国で評判になっていることが話題になっていた。映画を見た外国人は、マニフェストではなく、名前の連呼で、日本人は候補者を選ぶという印象を受け、不可思議な国民と思ったかもしれない。日本の民主主義は、この程度かと内心思ったかもしれない。

 もうそろそろ選挙カーで名前を連呼するだけの選挙運動は、止めにしよう。また選挙広報紙だけでは、候補者の政策目標は項目だけしか知ることはできない。昼間働いている人は、演説会にも出席できない。マスコミでもっと主張する場を設けるとか、インターネットで情報を提供するとか、できないものであろうか。

 候補者に対する情報が十分でなければ、国民(住民)の意思は、十分に代表者に反映されない。真の民主主義に近づくべく、候補者に関する情報提供の方法を考えようではないか。

 今回はこの辺で。