OKI(沖電気工業)からグループ会社に出向していた男性(当時35歳)の自殺は、過労によるうつ病が原因として本年2月3日、亀戸労働基準監督署(東京)が労災認定した。
<経過> 
・1998年 沖電気入社
・2005年 同社グループの新会社・沖電気ネットワークインテグレーションへ出向
・2008年 6月 大型プロジェクトへの配置転換(配転後の2ヶ月間の残業が月100時間超える)
・2008年 8月 うつ病発症~自宅療養(休職)
・2008年12月 復職ー※産業医は『残業は月20時間まで』と制限、会社はそれを超える残業を課す。
・2009年 8月 ビルから投身自殺ー※うつ病は寛解していなかった
・2010年 6月 遺族が労災申請
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安全配慮義務、労務管理、メンタルヘルス教育等の重要問題。