部長や課長という「肩書」ではなく、
「キャリア」や「能力」で評価される社会、

プロフェッショナルとして、
誇りをもって生きられる社会を目指して、

成長分野における新しい職業能力を評価する
「キャリア段位制度」が創設されました。

介護業界においても、知る能力と出来る能力を
客観的な物差しを作って評価して、

介護プロフェッショナルを認定する
『介護キャリア段位制度』が動き始めました。

段位は、基本的な知識や技術を身に付けたレベル1から、

技量や指導力に応じて、
最上位のレベル7まで設定されています。

介護職員初任者研修修了者などがエントリーした段階で、
レベル1に属することとなり、
ここからレベル2を目指すことになります。

レベル2では「ある程度の仕事ができるレベル」、

レベル3では「指示などがなくても一人前の仕事ができる」と
求められる段階が上がっていきます。

評価は「わかる(知識)」と
「できる(実施スキル)」の両面が揃って、
評価を行う仕組みになっています。

「わかる(知識)」の部分は、
取得している介護福祉士などの資格でランク付けされ、

「できる(実施スキル)」は、
働いている現場の中で評価基準にしたがって評価し、

両者が一致した時に、
そのレベルの段位が認定されます。

キャリア段位制度では、
事業所側も介護職側も同じ基準で一定の実力を推し量ることが可能となり、

段位が上がれば、
それだけ必要とされる存在として、認められ易くなります。

どの業界でも必要とされる人は、
報酬増や再就職に有利に繋がります。

他の分野から転職される
初心者の方にとっても、

一つの指標として半年、1年と頑張った先に、
目指すべき目標があるのは、
心強い第一歩になるのではと思います。