厚生労働省から、「平成25年度 地方労働行政運営方針」が発表されました。

「労働基準行政の重点施策」として挙げられている内容は、以下の通りです。

(1)労働条件の確保・改善対策

…健康障害防止のための法定労働条件の確保、

自動車運転者等の特定の労働分野における労働条件の確保、

労働契約に関するルールの啓発

(2)最低賃金制度の適切な運営

…最低賃金額の周知徹底、

最低賃金の引上げにより影響を

    受ける中小企業への支援

(3)適正な労働条件の整備

…過重労働の解消と仕事と

生活の調和実現に向けた 働き方・休み方の見直し、

医療分野の雇用の質の向上のための取組み

(4)労働者の安全と健康確保対策の推進

…「第12次労働災害防止計画」を踏まえた労働災害防止対策、

化学物質による健康障害防止対策

(5)労災補償対策の推進

…標準処理期間内での事務処理、

精神障害事案および脳・心臓疾患事案に係る事務処理の迅速化・適正化

また、「職業安定行政の重点施策」としては、

近年の法改正なども踏まえ、

「若者」「高年齢者」「障害者」「非正規」の雇用対策の推進

などが挙げられています。

さらに、「職業能力開発行政の重点施策」としては、

「若者の就職促進、自立支援対策」

(「若者チャレンジ奨励金」による支援)や

「ジョブ・カード制度の推進」など、

「雇用均等行政の重点施策」としては、

「職業生活と家庭生活の両立支援対策の推進」、

「パートタイム労働者の均等・均衡待遇の確保等の推進」
などが挙がっています。

当事務所で最近取り扱いの多い、

『業務改善助成金』『キャリアアップ助成金』『各種教育訓練関連助成金』等も、

この運営方針に基づくものです。

いずれも取り組みやすい助成金です。ご相談下さい。