被災地のハローワークに、震災による失業や雇用の相談に応じる特別窓口が設置された。被災者が失業手当を受け取りやすくするため、居住地以外の全国のハローワークで手当を受け取ることができる特例措置も始まりました。
厚生労働省は、所管する雇用・能力開発機構が管理する「雇用促進住宅」の中で空いている計4673戸を被災者に提供する対策に着手しました。実施が決まれば自治体が窓口になる方向です。岩手県内で空いている住宅は2615戸、宮城県では819戸、福島県では1239戸があります。ただ被害のために利用できない住宅もあるとみられています。要望があれば3県以外にある住宅も提供する方針です。
各県にあるハローワークの運営状況は以下の通りです。
【岩手県】開いているのは盛岡、沼宮内、遠野、花巻、一関、水沢、北上、二戸です。釜石、宮古、大船渡、久慈は閉まっています。
【宮城県】開いているのは仙台、大和、石巻、古川、大河原、白石、築舘、迫です。塩釜、気仙沼は閉まっています。
【福島県】開いているのは福島、平、磐城、勿来、会津若松、南会津、喜多方、郡山、白河、須賀川、相馬、二本松です。相双、富岡は閉まっています。