過労自殺 和解案8000万円を承認 

・・・宮崎県 新富町議会・・・

  

宮崎県新富町の女性職員(当時28歳)が2008年に過労で自殺した問題について、両親が町に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟で、町が両親に8000万円を支払うなどとした和解案について、町議会(定数14)は28日の最終本会議で、賛成多数で承認しました。

  

宮崎地裁は8月27日に和解勧告をしていました。

 

両親の代理人の弁護士は「受け入れる方向で前向きに検討したい」としており、宮崎地裁での10月4日の協議で和解が成立する見込みです。

  

訴状などによると、女性は2008年2月頃から、窓口担当に加え、庁内システムの移行業務などが加わり労働時間が増加し、同年4月にうつ病を発症し5月に自殺しました。

  

和解案を巡っては、当初の会期末(21日)までに結論が出ず、町議会は会期を延長しました。

 

この日の本会議では「町民の税金から和解金を支払うのは賛成できない」「すでに公務災害に認定されており、受け入れるべき」といった賛否両論の討論が行われ、採決の結果は、賛成9、反対3(欠席1)でした。

 

  

 
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