相変わらずの日々が続いております。
義父のことです。一進一退ではありますが、ただ確実に最後のときは音を立てて迫っています。
 子供たち・孫たちをはじめ、主だった親戚・知人が病室に集まっています。
ある意味では、これだけの人に看取られながら、最後のときを迎えられるということは、幸せなことかも知れません。
 私の実父は、昭和60年10月16日の早朝、心筋梗塞でなくなりました。前日普通に就寝し、夜中突然の発作でそのまま帰らぬ人となりました。
本人が一番びっくりしたことでしょう。自分はそのとき、まだ大学生で、母と一緒に救急車で、病院に行きましたが、目の前で医師が電気ショックを与え、ひとしきり心臓マッサージをしましたが、あっさり「ご臨終です」の一言。
 全く突然すぎて、茫然自失状態でした。人間死ぬときはこんなにもあっけないものかと思いました。

 現在、病院でここ何週間か痛みに耐えている義父の姿を見るにつけ、一瞬の苦しみで死んだ実父は幸せだったのかもと思います。