こんにちは。オフィス石野いしのです。
今日から11月がスタートしました。今年もあと少し?です(笑)。

さて、10月28日の日経朝刊46面にこんな記事が載っていました。

「年金機構、外部委託分を職員処理 2万2000時間 無駄」

これは、日本年金機構は事務処理を外部委託しているのにもかかわらず、
実際には、そのうちの半分以上について機構の職員が入力していた事実に対して、
会計検査院が「業務効率化やコスト削減の意識が不十分」と改善を求めた・・
という内容の記事でした。

でもね~、これってやむを得ないと思いますよ!!

というのも先日、とあるお客様の「社会保険の新規適用」の件で、
年金事務所にいろいろ無理なお願いをしてしまったからなんですが(汗)。

このお客様の場合、会社所在地の事務所がまだ工事中で
入居することができないため、「仮事務所」で業務を行っている状況でした。

これでは通常のように健康保険証が会社あてに郵送されても
会社には工事関係者しかおらず、健康保険証が受け取れない!という
不具合が生じてしまいます。

そこで、年金事務所に「仮事務所の住所へ送ってもらえないですかね?」と
お願いしましたが、
「それはできません。もしどうしても・・というなら、
いったん仮事務所で新規適用させて、その後に所在地変更届を出してください。」
とのこと。

それなら直接保険証を取りに行きましょう、と事業主さんが言って下さったので、
今度はその方法でいくことにしましたが、これはこれで面倒で・・・。

過去のように手続してから健康保険証の交付まで
何でもやってくれていた社会保険事務所時代と違い、
年金機構になってからは、健康保険証の交付は協会けんぽが担当しています。

協会けんぽは、都道府県にひとつなので、
愛知の協会けんぽは、愛知県内のすべての事業所の健康保険証を管理します。

もともと効率化のため、オートマティックな流れにしてしまっているので、
今回のように一事業所の分だけ、抜き出して取り置いておく・・という作業は、
どうやら現場の方々に、かなりご苦労をかけてしまうことのようでした。

冒頭の記事は、いつもだったら「お役所はやっぱり無駄が多いなぁ~!」と
納得してしまう気がしますが、
ちょうど自分が無理をお願いしたばかりだったので、
なんだか年金機構の職員さんが気の毒なような気がしました・・・。

イレギュラーな案件って、結構ありますよね。(ウチだけか?!)

年金事務所、事務センター、協会けんぽと分離して役割分担させている
昨今の社会保険事務行政。
これって、本当に効率の良いやり方なんでしょうか???


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