スタッフAです。

2月に入って段々と暖かくなってきましたが、
なんだか鼻がムズムズ、目がかゆい…。
今年は花粉の量がとても多いそうで、花粉症の方には
つらいシーズンですね。


さて、中小企業の会社員とその家族の方が加入する、
全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料と介護保険料が、
平成23年4月納付分(一般の被保険者の方は平成23年3月分、
任意継続被保険者の方は平成23年4月分)からアップします。

以下、全国健康保険協会(協会けんぽ)HPです。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/news/detail.1.62757.html

2011年度の全国平均の保険料率は「9.5%」と、
2010年度より0.16%上昇します。
すべての地域で10年度より上がり、最も高いのは
北海道(0.18%上昇)と佐賀県(0.19%上昇)の9.60%、
最も低いのは長野県の9.39%で0.13%上昇します。

全国平均の保険料率は2年連続の上昇となります。
景気の低迷で保険料収入が落ち込む見通しのうえ、
高齢者医療への拠出金が増えた影響で、厳しい財政状況が
続いていることが引き上げの背景にあるとのことです。


では具体的に【 愛知県 】で見ていくと・・・


◆ 健康保険料率 

9.33% → 9.48% (0.15%アップ)
<※事業主・被保険者負担分は共に4.74%です。>

◆ 介護保険料率 【全国一律】
1.50% → 1.51% (0.01ポイントアップ)
<※事業主・被保険者負担分は共に0.755%です。>


◇ 標準報酬月額が30万円の方の場合、
被保険者・事業主負担分とも
225円/月(2,700円/年)の負担増となります。

※40歳から64歳までの方は介護保険料が加わり、
被保険者・事業主負担分とも
240円/月(2,880円/年)の負担増となります。


厚労省によると、すでに来年2012年度の保険料率も
全国平均で9.8~9.9%に上昇する見込みだそうです。
保険料収入の本格回復には時間がかかるとみているうえに、
借入金1000億円以上の返済計画のためだそうですが、
そのうち10%超えるのは確実、という感じですね。


また、政府は今月10日厚生年金に加入するパートや派遣社員、
アルバイトなどの非正規雇用者を大幅に増やす検討に入りました。
厚生年金の保険料は会社が半分負担していますから、
会社の負担がまた増えるということになります。
社会保険料率のアップは一見微々たる数字にも見えますが、
今後上がり続けるとなると、本人だけでなく会社としても
本当に大きな問題です…。

オフィス石野のHPはコチラ ⇒ 
http://www.of-i.jp/