こんにちわ。

社会保険労務士の吉永です「。



DVや性的被害者、又はセクハラ被害者。


大多数が女性でしょう。


さて、そのような被害者が相談窓口に出向き、相談者の心無い一言で


傷を受けてしまう、いわゆる「二次被害」というものについて。


具体的に記載してみようと思いました。 私が取り扱ったケースの一つです。


女性労働者がセクハラ被害にあい、悪質であったため警察へ被害届け


を提出することとなりました。


警察の方々も一生懸命、加害者を立件できるように尽力を尽くしてくださいました。


この点は結果から考えても明白です。


しかしながら、被害者に対する応対には配慮があったと言い切れない言動が


見受けられました。


私は度々被害者より警察の捜査に協力すること・・・つまり警察へ出向き調書等の


作成をすることが辛いという相談を受けました。


もちろん、「それでも警察に頑張ってもらわなくては加害者を罪に問う場(裁判)へ


あげられないので、何とか頑張って欲しい」


と心では数回呟きました。


けれど、男性から性的被害を被った女性に、男性捜査員に囲まれた部屋で


少々乱暴(他意はないのでしょうが、日頃の言葉遣いが「乱暴」に聞こえるのでしょう)な


言葉をかけられる被害者を考えると、そうは言えませんでした。



なんとか、少しでも被害者の環境を整えようと画策し、県警本部や男女共同参画関連


に問い合わせ、改善を要求しました。


その結果、被害届けからおよそ2ヶ月が経過して、ようやく本日から女性警察官が


同席してくださることとなりました。



この経緯に関して、警察の方々に悪意や怠慢があったとは思いません。


しかしながら、日頃、犯罪を扱っておられる方々に、「女性被害者への適応」


を求めても温度差があることは否めませんでした。


日常当然のように遣っている言葉ですら、時には被害者を傷つけてしまいます。



DV被害者やセクハラ被害者の方々に対し、被害が相当と考える場合は


「警察へ行きましょう」


と勧めます。


市民が一番力があるところと考え、保護してもらいたくて相談に出向く場所は警察です。


女性被害者は男性からの行為により傷を負っています。


やはり、相談窓口の対応については相当慎重に、そして十分な研修を重ねて頂いた上で


各警察署には女性相談員を、一日でも早く配置していただくことを願わずに入られません。



けれど、今回最終的にはとても誠実な対応をしていただいた県警の方々には


心より御礼申し上げます。